「車検切れ」の車がガレージに眠っており、処分することを検討している人は「売却」するか、「廃車」にするかで頭を悩ませることだと思います。
大半の人は、「車検も残っていない車なんて売れるはずがない」と考えてしまいがちですが、実際のところはどうなのでしょうか?今回はそんな「車検切れの車は売れるのか?」という悩みについてお話していこうと思います。
車検切れの車は売れる?
結論からお話すると、車検が2年残っている車であっても、車検切れの車であっても、売却することは可能です。そもそも、車を買取る側にとって「車検の有無」は大した問題ではないので、まずは査定に出してみることをオススメします。
ただし、車検切れの車を売るときには「(販売店に)持ち込み」することができませんので、その辺りは十分注意するようにして下さい。
販売店へ持ち込みできない
車の査定は、「出張査定」と「持込査定」があるのですが、販売店へ愛車を持込み、査定をお願いするときは、「車検切れ」であることを忘れないようにしなければいけません。
というのも、車検が切れた車で公道を走行する行為は重大な道路交通法違反であり、「違反点数6点」と一発で免停になるほどのペナルティを課せられることになります。
万が一車検切れの車で事故を起こしてしまえばそれこそ大変ですから。また、車検が切れているということは「自賠責保険」も切れているということになりますので、合計すると違反点数が「12点」となってしまいます。
以前に違反があった場合、一発免取りになってしまうことも考えられますね。
仮ナンバーを発行してもらう
出典:仮ナンバーお勉強の巻
一時的な処置として「仮ナンバー」を発行してもらうことにより、車検切れの車であっても公道を走行することが可能です。車検切れの車を持ち込む場合、必ず申請するようにしておきましょう。
仮ナンバーの申請は、住んでいる地域の役所で手続きをします。当日は運転免許証や印鑑、「自賠責保険証」が必要となります。
仮ナンバーを取得するには「自賠責保険」への加入が必須となりますので、期限が切れている場合、まずは自賠責保険の加入を行って下さい。
国土交通省にて各保険会社の詳細を見ることができますので、詳細は(各保険会社へ)問い合わせて下さいね。
査定額が安くなる?
車の価値は、走行距離や年式、内外装の状態など、様々な要因を考慮した上で査定されることになります。そのため、「車検の有無」についても査定額への影響は少なからずありますので、車検が切れた車の場合、「車検有りの車」に比べると査定額が安くなる傾向にあります。
ただし、前項でもお話した通り、買取業者的に「車検の有無」はそれほど重要視している箇所ではありません。
そのため、「査定額が安くなる」とはいっても、微々たるものであるケースがほとんどですので、そこまで深く考える必要性はないと言えるでしょう。
車検を通してから売ったほうがいい?
車検が切れた車は査定額が低くなる。と聞くと、「車検を受けてから売却したほうが良いのでは?」と考える人も多いでしょうが、答えは「NO」です。
もちろん、車検が丸々2年ついている車であれば、査定額はそうでない場合に比べ飛躍的にアップすることでしょう。そうですね、、、5万〜程度の査定額アップを狙えるのではないでしょうか?
ただ、ご存知の通り、車検料金って凄く高いです。車種にもよりますが、「10万円〜」ほどかかることが一般的なので、その点を考慮してみると、「車検を通して売ること」に対し、返ってくるメリットがあまりにも少ないことが分かります。
車検にかかる費用が、査定でプラスされる費用よりも高くなってしまうので、結果としてマイナスになってしまうのですね。ですので、車検切れの車を売却するときは、そのままの状態で査定を受けたほうが良いと言えますね。
車検切れの車をより高く売るには
車検切れの車に対し、より高い査定額をつけてもらうには、「洗車する」「車内を掃除する」などといった小手先のテクニックも重要ですが、それらの対策は思っているよりも効果が薄いことがほとんどです。
そもそも、綺麗な状態で査定を受けることは当たり前のことであり、買取業者側もその辺りは十分熟知しています。
ですので、より高く車検切れの車を売りたいのであれば、「買取業者の母数」を増やすことが最重要項目となります。要するに、沢山の買取業者へ査定してもらいましょう!ってこと。
例えば「かんたん車査定ガイド」のようなサービスを使えば、一度の依頼で最大10社までの買取業者へ、一括で査定をお願いすることができます。
そうですね・・・最低でも5社、欲を言えば8社程度に査定を出すことでその効果を最大限発揮できるようになると思います。後は、一番高い査定額をつけてくれた業者へ売るだけですから。
やるとやらないでは数十万円単位の差が出ることも考えられますので、参考にして頂ければと思います。