車査定で見られるポイントとして一番に思いつくのは「年式」や「走行距離」ですが、実は車の色(ボディカラー)の違いで査定額に差がでることがあります。
具体的には、人気がある色は高く売ることができ、人気のないボディカラーは安く買い取られる傾向にある。ということです。
高く売れる色を知っておこう
冒頭でもお話した通り、車の査定では「色(ボディカラー)」も査定額を決める一つの要因としてカウントされることになります。
一度買った車の色を変えることはできないので、査定前にどうこうできる話ではないのですが、知識の一つとして知っておいて損はありませんので、ご一読下さればと思います。
人気のある色
無論、言うまでもなく高い査定額がつく傾向にあるのは「需要のある色」、即ち人気がある色が査定額に好影響を与えることになります。反対に、人気がない色は査定額が落ち込んでしまうことになりますね。
日本で人気のあるボディカラーは、どちらかというと控えめな色が上位にきていますので、それを踏まえて考えていきましょう。
(パール)ホワイト、(パール)ブラック、シルバーなど、この辺りの色は査定額に好影響を与えると考えて間違いないでしょう。特に、パールホワイトは人気が高いです。
反対に赤、青、緑、オレンジのような原色系カラーの場合、そもそもの需要が少ないため、査定額が低くなってしまうことが考えられます。残念ですが、原色カラーの車を持っている人は、覚悟しておいたほうがよいかもしれませんね。
車種のコンセプトカラー
前項で「原色系カラーは査定額が下がる」と言いましたが、例外もあります。それは、車種によるコンセプトカラー(イメージカラー)が一般的に認知されている場合です。
この車と言えば、◯色でしょ!と言われるようなボディカラーがある場合、査定額が高くなる傾向にあります。
例えば、フェラーリは赤、インプレッサであれば青、N-ONEであればミラノレッド&ブラックのような感じです。車種により人気のカラーがあれば、例えそれが原色であっても高く売れる可能性が高いので、その辺りは理解しておくようにしましょう。
査定額にどれくらい差がでる?
車を売るときは「色」も査定額を決める一つの要因になるということは分かって頂けたと思いますが、気になるのは、どれぐらい査定額へ影響がでるの?ってことですよね?
結論から言うと、それほど査定額へ影響することない!と考えておいて良いでしょう。10万円とか20万円とか、数十万円単位の差がでることはほぼないと思います。せいぜい数万円程度の価格差で収まることでしょう。
ただし、誰がどう見て、どう考えても「なんでこの車を選んだの?」ってレベルで絶望的に人気のないボディカラーの場合、査定に凄い影響を与えてしまうことが考えられます。
買取り業者からすれば「人気のない色=売れない色」となりますので、控えめな査定になってしまうことは最早避けて通れない道なのかもしれません。
買うときの色選びについて
車はボディカラーによって高く売れる可能性が上がる!と聞けば、その色を狙って車を買おうとする人が一定数いらっしゃると思います。こうなれば、黒、白、銀の3色の中から選ばなければいけないので、車選びの幅が狭くなってしまいます。
ですので、個人的には「高く売れる色を考えるより、自分の好きな色の車を買ったほうが良い」と考えています。
先ほどもお話した通り、色による査定額の変化は(数万円程度)と妥協できる金額ですので、そのお金のためにわざわざ自分好みではないボディカラーの車を購入するのは非常に勿体無いことだと言えます。
見た目ってとても大事な要素でして、ボディカラー1つで(車に対して)愛着が持てるかどうかが変わってしまいます。
愛着が持てないということは、掃除を怠ったり、整備を怠ったり。他の部分に悪影響をもたらしてしまう可能性が高くなり、結果として査定額が低くなってしまう。という悪循環を生むことになります。
このことから考えても、「自分の好きな色を買ったほうが良い」と言えますね。