軽自動車は車体サイズが小さく、最大搭乗人数が少ないというデメリットがありますが、その裏で燃費が良い、税金が安いなど、「経済面」でのメリットがあります。
なので、軽自動車を購入するときは「広さ」を選ぶか「安さ」を選ぶかで迷っている人が多いみたいですね。
私ごとで恐縮ですが、私は「普通車」と「軽自動車」の2台を所有していますので、両者共の「良い面」「悪い面」を日々体に刻みこみながら自動車ライフを送っています。
普通車には普通車の良いところ、悪いところ。
軽自動車には軽自動車の良いところ、悪いところ。
まぁ色々ありますが、このページでは「軽自動車を買おうかどうか迷っているんだけど・・・」という人に向けて、私が軽自動車を買って良かったと思っていること、悪く感じているところについて、お話していこうと思います。

軽自動車を買おうかどうか迷っている人は、ぜひ参考にしてね!
悪かったこと
まずは、私が軽自動車に乗って感じたデメリットや、不安に感じたことを紹介します。特に、普通車→軽自動車と乗りかえる人は、「軽自動車のデメリット」について良く考えておいたほうが良いと思います。
やはり軽自動車は、普通車に比べ劣っていることが沢山あります。買ったあとに「軽なんか買うんじゃなかった・・・」となるのはスマートじゃありませんから。
私が感じた「軽自動車の悪い面」は以下の通り。

- バンバン煽られる
- 安全面で不安
- パワーが足りない
以上の三本立てとなっています。では、一つずつ噛み砕いてみましょう。
バンバン煽られる
世の中には、沢山の良い人がいる反面、「なんやこいつ」と感じてしまうような悪い人間も、一定数存在するものです。
普段の生活では、そのような「悪い人間」と関わることも遭遇することも稀だとは思いますが、車を運転しているときに限っては例外です。
皆さん、ハンドルを握れば性格が(悪いほうに)捻れてしまうんでしょうかね?ほんと、煽ってきたり、プレッシャーをかけてきたり、攻撃的な態度をとってくるドライバーの多さにびっくりします。
一般道を走ってるとき、「どけどけー」と言わんばかりにパッシング(ヘッドライトをチカチカする行為)してくる人もいますし、「これ、車間距離10cmぐらいしかないんでね?」と感じるほどベタ付けしてくる人もいます。
ほんと危ないんで止めてもらいたいのですが、このようなドライバーには最早一般論は通用しません。恐らく「ここは俺(私)の道だ」なんて思っているのでしょう。ほんと質が悪い。
そして、煽られる頻度は(普通車に比べ)軽自動車が圧倒的に多いです。普通車と軽自動車を乗り分けている私が言うのですから、信憑性は高いと思います。
もう少し詳しく知りたい人はコチラのページをどうぞ→軽自動車は舐められるのか?
これから軽自動車を買う人は、「マナーの悪いドライバーから煽られる」ことも考慮しておいたほうが良いですよ!
安全面で不安
軽自動車はエンジンの大きさも小さく、車体サイズも(普通車と比べて)かなり小さく作られています。もちろん、それに比例し「車体重量」も軽いです。
これがどう悪影響を及ぼすかというと、やはり「安定走行性」に欠けてしまうことになります。もうね、風が強い日なんかはバンバン、ハンドルをとられてしまいます。
大型ミニバンや大型トラックが横に並んだときのプレッシャーも凄いですし、その風圧により走行バランスが乱れてしまうことすらあります。軽自動車はお世辞にも、「安全性」に特化した車とは言えないのですね。
私は良く「高速道路」を利用するのですが、正直なところ軽自動車で高速走行するのは怖いですし、高速道路を利用するときはなるべく普通車を使うようにしています。
稀に軽自動車で「140kmぐらいでてない?」と感じるほど猛スピードで走行しているドライバーを見かけることがありますが、どれだけ命知らずなのでしょうか?(もちろん普通車でもそんなに飛ばしちゃダメです)
短距離の街乗りでは特に不安を感じることはありませんが、高速走行時の安全面に関しては、正直「不安」が残る・・・いや、不安しかありません。
常日頃から高速を利用し、長距離を運転する。という人は、軽自動車ではなく、もうワンランク上の「コンパクトカー(FITなど)」を検討するほうが良いと思います。

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パワー不足
軽自動車の排気量は「660cc」に上限が決まっていますので、普通車に比べどうしても「パワー面」で不利になってしまいます。加速性能も悪く、人によってはストレスに感じてしまうかも。
そもそも軽自動車を買う層は「エンジンの大きさ」について深く考えていないでしょうし、どうでも良いことかもしれませんが、例えば「週末は長距離ドライブにでかける」「旅行の足として軽自動車を使う」
このような場合、軽自動車のパワー不足について深く考えざるを得なくなります。
まず第一に、長距離走行時の「疲労感」に凄く差がでます。体感的に2〜3倍は疲れているように感じますね。(普通車で同じ距離を走ったときと比べ)
そして、運転が凄く煩わしくなってきます。「もっと力強く踏ん張れよ!」みたいな。
普段のちょっとした足(買い物とか子供の送り迎えとか)程度であればパワー面でのデメリットを実感することはないと思いますが、「長距離走行」するときに関しては、軽自動車なんて二度と乗りたくない。
と感じるほど、そのデメリットを痛感することになるでしょう。

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良かったこと
続いて、私が軽自動車に乗って感じた「良かったこと」についてお話していきたいと思います。先ほどお話した悪い印象を一度捨て去って頂き、新鮮な気持ちで読み進めて貰えればと思います。
先に結論から言うと、私は「軽自動車を買って良かった!」と心から思っていますし、これからの人生を共に生きていく相棒として「軽自動車」を選ぶつもりです。嫁や子供なんていりません。いや、嘘です、すいません。
私が感じた軽自動車の良い面は以下の通り。

- 燃費が良い
- 維持費が安い
- 運転が楽
- 助手席との距離が近い
では、一つずつ噛み砕いていきましょう。
燃費が良い
普通車って、車種によってとんでもなく「燃費の悪い車」があります。6km/1Lなんて車もありますし、私が乗っている「エリシオン」って車は(街乗りで)8km/1L程度しか走ってくれません。
昔の車に比べれば多少は「燃費が良くなった」と言えますが、コンパクトカーや軽自動車のソレと比べると「燃費が悪い」と言わざるを得ません。
一方の軽自動車ですが、最近の車であれば「25km/1L(カタログ燃費)」ぐらいがデフォルトになってますね。実燃費で17〜18km/1Lというところでしょうか?
「普通車?話にならないね。」という言葉が聞こえてしまいそうになるほど、普通車と軽自動車の間には燃費格差が生まれてしまっていますね。燃費イズジャスティス。
燃費が良い車を求めている人は普通車ではなく、軽自動車、もしくはコンパクトカーを選んだほうが良いと言えますね。

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維持費が安い
上記の「燃費」に関してもそうですが、軽自動車は普通車に比べ「維持費」が安いです。要するに、お金が掛からない(普通車に比べて)ということです。
まさに不景気の煽りを受けっぱなしの日本に必要不可欠な車であることは間違いありません。日本において軽自動車が爆発的に流行しているのは恐らく「費用面」でメリットが多いからなのでしょう。
私が軽自動車を買った理由も、「それほどお金がかからないから」ですから。安いは正義、軽自動車は正義。
より具体的に言えば、「法定費用(税金、自賠責保険)」が安くなり、任意保険料も普通車に比べると安く加入できる傾向にあるため、年間にして数十万円単位の差額(普通車に比べ)が生まれることも考えられます。
「車にそれほどお金をかけれない・・・」という人は、迷わず軽自動車を選択したほうが良いと思います。
運転が楽
軽自動車は排気量(エンジンの力)が弱いため、長距離走行には向かない車ではありますが、その一方で「街乗り」に関しては右に出るものはいないんじゃない?と思えるほど、パフォーマンスに優れた車です。
具体的には、車体が小さいことを活かした「小回りの良さ」が街乗りにベストフィットしているといえます。ほんと、軽自動車を買ってからというもの、街乗り運転が楽になりました。
特に都市部に住んでいる人はその恩恵に授かれる機会が多いのではないでしょうか?東京とか大阪とかって、一本道を逸れると「え?これ通れるの?」って道が結構ありますから。
小回りの効く軽自動車であれば、そんな狭い道でもなんのその。無問題です。
免許を取り立ての初心者ドライバーや、ペーパードライバーで運転に自信がない人は、車体サイズが小さく、小回りの効きやすい軽自動車がオススメです。
助手席との距離が近い
これは人によっては「デメリット」に感じてしまうことかもしれません。
軽自動車は車体サイズが小さいことにより、室内空間がとても狭いです。それはもう大人4人が乗ればギューギューに感じてしまうほどに。
そんな「狭い」軽自動車だからこそ、運転席と助手席の距離が近くなっており、まさに車内は人間同士の深い絆を再認識できる空間を生み出してくれるのです。無論、不快に感じることもあります。(例:口臭が耐えられないほど臭い。など)
例えば、付き合いたてのラブラブカップルには打って付けですね。助手席に座った彼女が、運転席に座っている彼氏の腕を掴み、好きだよ〜なんてささやく。羨ましい限りです。
このように、助手席と運転席の距離が近いことによって生まれるメリットもあるということです。
以上が、私が軽自動車を所有して感じた良かったこと、悪かったことです。購入を迷っている人にとって、この記事が有益なものになってくれればと思います。では。