様々な世代から爆発的な人気を得ている「軽自動車」ですが、その軽自動車の中にもカテゴリというか、なんと言いますか・・・色々な「種類(ボディタイプ)」があることをご存知でしょうか?
例えば、できるだけ車内が広い軽自動車を選ぶなら「スーパーハイトワゴン」タイプ、できるだけ沢山の荷物を積みたいなら「1BOX」タイプなどなど。
使用する環境によって沢山の選択肢があるのです。
軽自動車で選択することのできる「ボディタイプ(種類)」は以下の6種類。
- スーパーハイトワゴン
- セミトールワゴン
- 1BOX
- セダン
- SUV
- スポーツ
では、一つずつ詳しく見てみます。

一言で軽自動車といっても、沢山の種類があるんだね!
スーパーハイトワゴン
※写真はHONDA N-BOX
軽自動車と聞けば「車内が狭い」というイメージを真っ先に思いつきますが、「スーパーハイトワゴン」タイプの軽自動車は、ある意味その期待を裏切るほど「車内空間」が広々しています。
もちろん、普通車に比べれば狭く感じてしまうのは仕方のないことですが、「軽自動車に限定」すれば、このタイプ以上に室内空間が広いものは存在しません。
代表的な車種には

- N-BOX
- スペーシア
- タント
- デイズルークス
- ekスペース
などがあります。どれも人気車種ですので、名前ぐらいは聞いたことがあるのではないでしょうか?
スーパーハイトワゴンは、その室内空間の広さから、ファミリーカーとして乗る場合や、趣味(アウトドアなど)で軽自動車を使用する人に適しています。
荷物も沢山積めますので、買い物にも便利ですね。
ただしスーパーハイトワゴンタイプは、その大きさから「車体重量」が重くなる傾向にあります。走行安定性や燃費性能が、他のタイプの軽自動車に比べ「劣ってしまう」ことになりますので、その辺りは十分考慮したほうが良いです。
「ゆったり乗れる軽自動車を探している」という人は、「スーパーハイトワゴン」を選ぶことをオススメします。
セミトールワゴン
※写真はスズキ ワゴンR
軽自動車の最もスタンダードといえるボディタイプが「セミトールワゴン」です。軽自動車と聞けば、このタイプを想像する人が多いのではないでしょうか?
スーパーハイトワゴンタイプに比べると室内空間は「やや狭く」なりますが、その他のタイプと比べると「そこそこ広いタイプ」の軽自動車となります。
代表的な車種は

- ワゴンR
- ムーブ
- デイズ
- ekワゴン
- MRワゴン
- N-WGN
などがあります。
セミトールワゴンは、室内空間がそこそこ広く、走行性能もそこそこ良く、燃費性能もそこそこ良い。言わば、「バランスタイプ」の軽自動車です。
「普段の足(通勤や買い物)」がメインとなる使用方法で、たまに「ドライブに行ったり、家族で出かけることがある」という人に適したタイプの軽自動車となります。
また、デザイン的にも「格好良い」ものから「カワイイ」タイプのものまで揃っていますので、拘りをもった車選びもできます。
余談ですが、私は「スズキ ワゴンR」を所有しています。(とてもオススメです)
1BOX
※写真はスズキ エブリイ
1BOXタイプの車と言えば、「ハイエース」や「キャラバン」などの大型車を想像すると思いますが、実は軽自動車にも「1BOX」タイプのものが存在します。
軽自動車にはどうしても「荷物が積めない」というイメージが先行してしまいがちですが、1BOXタイプの軽自動車に関しては違います。
「え?こんなに積めるの?」とびっくりするほどの荷物を積むことができます。(※最大積載量には注意しましょう)
代表的な車種は

- エブリイ
- ハイゼット
- アトレーワゴン
- アクティバン
などがあります。
1BOXタイプの軽自動車は、どちらかと言うと「仕事で使う」のがメインとなりますし、そのほうがシックリくるものがあります。
例えば配送業者であったり、工事関係(現場仕事)であったり、大量荷物を運ぶ仕事に従事している人や、仕事で沢山の道具が必要になる人に適している軽自動車だと言えますね。
リアシートを折りたたみ、フラットな状態にすれば「普通車並」の車内空間を作り上げることができますので、より沢山の荷物を積めるようになります。
予算的に軽自動車に乗りたいが、荷物を沢山積む予定がある・・・という人は、1BOXタイプの軽自動車を選択してみてはどうでしょうか?
セダン
※写真は スズキ アルト
「セダン」と聞くとクラウンなどの高級車をイメージしてしまいますが、軽自動車における「セダン」は高級タイプという訳ではなく、どちらかと言えば「廉価版」みたいなイメージで考えておいて下さい。
悪い言い方をすれば「安物」ということですね。
少し前までは「軽自動車=セダンタイプ」という風潮だったのですが、「スーパーハイトワゴン」や「セミトールワゴン」の登場により、その座を奪われることになりました。
代表的な車種としては

- アルト
- ミラ
- ピクシスエポック
- ラパン
- N-ONE
などがあります。
セダンタイプを選択する一番のメリットは、やはり「価格面」にあります。
人気のある「スーパーハイトワゴン」などでは、新車乗り出し価格が200万円を超えるものがある中、セダンタイプの物は「100万円を切る」ものがあります。
また、燃費性能も良いです。
その半面、室内空間は数ある車の中でも「最低ランク」の狭さであり、一応は「4人乗り」とされていますが、現実的には「大人2人乗り」と考えておいたほうが良いほど、室内が狭いです。
とにかく「普段の足が欲しい」という人は、セダンタイプのもので十分ですが、「ドライブに使いたい」とか「アウトドアに使いたい」という人にとっては、物足りない軽自動車になることは間違いありません。
SUV
※写真はスズキ ハスラー
ランドクルーザーやパジェロを代表とするSUVタイプの車ですが、軽自動車にも「SUVタイプ」のものがラインナップされています。
SUVとは「スポーツユーティリティビークル」の略であり、アウトドアシーンにとても向いている車であり、悪路を走行するときや、パワーのある車を求める人にとって、これ以上ない軽自動車となっています。
代表的な車種としては

- ハスラー
- ジムニー
- キャスト
- キックス
- パジェロミニ
などがあります。
SUVタイプの軽自動車は、どちらかと言えば「通勤」や「買い物」に使うものではなく(もちろんそのような使い方もありです)、アウトドアや趣味に特化した軽自動車と言えます。
例えば、キャンプをするときは「悪路」を走行しなければいけない場面が多々あります。中には「ちょっとした川」を渡らなければ辿りつけないキャンプ場すらあります(体験済み)
ですので、そのような場面には「SUV」タイプの軽自動車が役に立ちます。
また、サーフィンやスノーボードを趣味としている人にも人気が高い軽自動車です。
スポーツタイプ
※写真はダイハツ コペン
車に「圧倒的な走行性能」を求める人もいらっしゃると思いますが、そのような人が軽自動車を買うときは「スポーツタイプ」のものを買ってみてはどうでしょうか?
正直な所、実用性には欠けてしまうスポーツタイプの軽自動車ですが、「車を楽しむ、運転を楽しむ」というコンセプトで所有する場合、これ以上ない軽自動車であることは間違いないです。
代表的な車種としては

- コペン
- アルトワークス
- s660
- ビート
などがあります。
「便利な車に乗りたい」という人には、このようなスポーツタイプの軽自動車はオススメできませんし、買わないほうが良いと言えますが、趣味として車を所持したり、走りを楽しむ目的で車を所持する場合は良いと思います。
実は私も「コペン」の購入を検討していたことがあります(当時の彼女から猛反発され現実にはなりませんでした)
「軽自動車にも走る楽しみを求めたい」という人は、ぜひ検討してみてはどうでしょうか?
以上、「軽自動車の種類(ボディタイプ)」についてのまとめでした。