軽自動車に「普通車より乗り心地が悪い」というイメージを持ってしまっている人は多いようですが、実際に軽自動車は「乗り心地」が悪い車なのでしょうか?
私は「普通車」と「軽自動車」の2台を所持していまして、普段から両者を乗り比べる機会が多い身です。ですので、どちらがどのように優れているか?という点を常日頃から実感し、自動車ライフを送っています。
そんな私の意個人的な意見ではありますが、やはり軽自動車は「普通車」に比べて「乗り心地が悪い」と言わざるを得ません。
正確には、軽自動車の「乗り心地が悪い」のではなく、普通車の「乗り心地が良いだけ」と言えます。
ですので、より「乗り心地の良い車」を求めるのであれば「普通車」を選択し、ある程度の乗り心地でいいという人は、「軽自動車」を選択しても特に大きな問題になることはないと思います。
そもそも、車体の小さな「軽自動車」に乗り心地を求めるのはナンセンスだとも言えますので、それほど気にする必要性はないですね。
では、実際に軽自動車を所持し、毎日のように運転している私が「乗り心地が悪い!」と感じた、瞬間をここでまとめてみます。

普通車に比べると、軽自動車は「乗り心地が悪い」と言えるんだね!
まず、乗り心地ってなんだ!?
ここまで、当たり前のように「乗り心地」という言葉を使っていますが、そもそも車に対する「乗り心地」って、なにを基準に言っているのでしょうか?
ま、結論としては「その人の主観による」ということになっちゃうんですが、それでは話がまとまりませんので、敢えて基準を設けるとしましょう。
- 軽自動車はエンジンが小さいので、「馬力(パワー)面」で不利になる
- 室内空間が狭く、乗っていて息苦しくなるときがある
- 普通車に比べると、長時間の運転が苦痛
- 車体が小さい(重量が軽い)ため、走行安定性に欠ける
- 衝撃がダイレクトに伝わってくるので、乗り心地が悪い
他にも色々あるとは思いますが、私が思いつく範囲ではこれぐらいです。
そもそも、車の乗り心地を決める要素って、実は「車体重量」なんです。具体的には、重い車のほうが乗り心地が良く、軽い車ほど乗り心地が悪くなるということです。
車重が重ければ、衝撃を上手く吸収しやすくなりますし、走行安定性が良くなります。その結果、「乗り心地の良い」車となるのです。
ですので、普通車に比べ大幅に「車重の軽い」軽自動車は走行安定性が悪く、「乗り心地が良くない車」となってしまう訳ですね。
反面、車体重量が重くなると「燃費が悪く」なったり、「税金面」で不利になったり、要するに「コスト面」でデメリットが多くなります。
そのため、「乗り心地」よりも「コストパフォーマンス」を重視するのであれば、普通車より「軽自動車」を選択したほうが圧倒的にお得となります。
では、そろそろ本題の「私が軽自動車を運転し、乗り心地の悪いと感じた瞬間」のお話をしていこうと思います。
軽自動車で長距離運転は地獄
旅行だとか、ドライブだとかで「長距離運転」することがあると思いますが、軽自動車での「長距離運転」は、できれば避けたほうが良いと思います。
私は一昔前まで、仕事の関係上「大阪→東京」を車で行き来している時期があったのですが、ある日「普通車だと、高速料金もガソリン代も高くつくから、軽自動車で行ってみよう」と考えました。
この考えが、そもそもの間違いだったのです。
大阪→東京間は、おおよそ「600km」の道のりであり、途中SAで休憩することを考慮したとしても、「7時間」もあれば余裕を持って到着することができます。
普通に考えればしんどい距離、時間ではありますが、慣れればどうってこともないものです。
ですので、「軽自動車でも余裕だろうな」と軽い気持ちで大阪を出発したのですが、ちょうど「多賀SA(大阪から200kmぐらいかな?)」で異変を感じます。
まず最初に感じた異変は「足腰が痛い」ということ。
もちろん、普通車でも痛くなるものですが、この日ばかりは違います。体感的に、いつもの「3倍」は体に負担がかかっていることに気づいたのです。
軽自動車は運転席のスペースに余裕がなく、要するに「窮屈」な思いをして運転しなければなりませんし、馬力(エンジンの力)が弱いので、いつもより強くアクセルを踏まなければいけません。
そんなこんなで、普通車よりも、体にかかる負担が大きいのだと思います。
もうね、東京につくころにはクタクタ。体力も精神も限界まですり減ってしまい、移動当日はまともに仕事をすることができませんでしたから。
このように、「長距離運転」するときは、軽自動車の「乗り心地は最悪レベル」と考えておいたほうが良いです。
男4人はきつかった・・・
軽自動車は法律上、「乗車定員が4人」と定められています。
参考ページ→軽自動車の乗車定員
ですが、だからといって「大人4人」で快適に移動できるのか?となれば、首を傾げるしかありません。ハッキリいって、「窮屈」だと言えますね。
ただし、同じ4人でも、「大人2人+子供2人」と「成人男性4人」とでは、使えるスペースに大きな差がでますので、前者であれば「そこそこ快適」に走行できることになります。
そこそこ最近ですが、地元の男友達4人で「海にいこうぜ!」ってなったときの話です。
行きは「あー、、、この車狭いなー」とか、「足が伸ばせねー」とか、文句を言いつつもなんだかんだ楽しいドライブになったのですが、悲劇は帰りの車で起こりました。
この日は気温が36度に達する猛暑日でしたので、海で遊び終えたおっさん4人の服には、たっぷりと「汗」が染みこんでいることになります。
もうね、ぶっちゃけ臭いです。おっさん臭いです。
そんな臭い匂いを身にまとったおっさん4人が、軽自動車という狭い空間に閉じ込められる訳ですので、そりゃ悲惨です。地獄絵図とはこのことなのか・・・と、その意味を始めて知った瞬間でもあります。
言わずとも、帰りの車内にはなんとも言えぬ空気が漂うことになり、行きと打って変わって、全く楽しくないドライブになってしまいました。(これも思い出の一つではありますが)
このように、車内が狭い軽自動車だからこそ起こりゆる悲劇もありますので、よりよい車内空間(乗り心地)を求めるのなら、軽自動車は選択肢から外したほうが良いといえますね。
まとめ

軽自動車の乗り心地は期待しないこと!
詰まるところ、「軽自動車は乗り心地が悪い」というのは事実であり、普通車に比べると走行性能、居住空間共にパフォーマンスが劣るということになります。
軽自動車の良い点は「経済的である」「小回りの良さ」ですので、「乗り心地」に過度な期待を寄せてしまえば、購入前と購入後の温度差に大きな差が開くことになります。
「軽自動車は(普通車に比べ)乗り心地の悪いもの」と考えておいたほうが良いですね。
とはいっても、年々軽自動車の品質が上がってきていますし、昔のものに比べると格段に乗り心地が改善されているとは思いますので、あくまで参考程度に受け取って貰えればと思います。