多くのガソリンスタンドでは、「レギュラー」「ハイオク」「軽油」と、3種類のガソリンが売られていることは周知の事実だと思います。
では、自分の愛車にどのガソリンを給油したほうが良いのか?という問いに対し、自信を持って回答することができるでしょうか?
車の運転に慣れている人なら、「そんなの当たり前だろ」と思うでしょうが、慣れていない初心者ドライバーの場合、自分の車にどのガソリンを入れればいいかを、分かっていない人もいらっしゃるようです。
特に「軽自動車」の場合はその傾向が強く、「軽自動車=軽油」だと考えている人も一定数いるみたいですね。

入れ間違いに注意!!
軽油の軽は、軽自動車の軽じゃない
軽油には、見ての通り「軽」の文字がついています。
そのため、「軽自動車にも軽の文字がついているから、同じような名前の軽油を入れておけばいっか」と、間違えて給油してしまう人が後を絶たないようです。
軽油の軽は、軽自動車の軽ではないです。
軽自動車に入れるガソリンは(一部例外は除き)決まって「レギュラー」ですので、お間違いのないようお気をつけ下さい。
間違って給油すればどうなる?
レギュラー車に軽油を入れることで「すぐに壊れてしまう」ということは考えにくいですが、走り続けることにより、エンジン出力が弱くなったり、走行不能になったり、場合によっては黒煙を上げエンジンが停止してしまうことも考えられます。
「しまった、ガソリンを入れ間違えた・・・」と気づいた場合、ただちに「安全な場所」へ車を停車させ、JAFや(保険会社の)ロードサービスへ連絡するようにしましょう。
「車は動いているし、後でもいっか」と後回しにしてしまうことで、取り返しのつかない結果になってしまうことも考えられますので、この辺りは徹底しておいたほうが身のためだと思いますよ。
すぐに行動するのが原則です。
エンジンの異変に気がついたときは、早急に対応することで「プラグ交換」などの軽微な修理だけで済むことが多いです。
反対に対応が遅く、軽油がエンジン全体に回ってしまった場合は、エンジンを分解するなど、大掛かりな修理をしなければならないようになります。
修理費用はどれくらい?
謝って「違う種類」のガソリンを給油してしまった場合、症状によっては数十万円単位の修理費用を請求されることもあるようです。
ただし、それはあくまで「最悪のケース(エンジンが動かないなど)」であって、軽微な修理で解決する場合、それほど大きな出費になることはありません。
ガソリンを抜き、タンク内の掃除をするだけなら「1万円〜」程度。
プラグ交換が必要な場合で「2〜3万円」ほどです。
エンジンが始動しない、走行できないなど、エンジンそのものにダメージを与えてしまった場合、「10万円以上」の修理代が必要になりますし、下手をすれば「廃車」にしないといけないことも考えられます。
安くても万単位の出費になってしまいますので、くれぐれも「ガソリン入れ間違い」には気をつけるようにして下さいね!