軽自動車は普通車に比べると「燃費が良い車」です。
車を維持する上で「ガソリン代」は必ず気にしなければいけないところですし、当然湯水のようにガソリンを消費してしまえば、それなりの金額がかかってしまうことになります。
ですので、毎月のガソリン代を節約するために、燃費性能が良い「軽自動車」を買うという心理は理にかなっている訳です。普通車に比べると、月のガソリン代が倍ほど変わってきますから。
では、軽自動車にかかる「月のガソリン代」ってどれくらいなのでしょうか?

計算してみるよー
軽自動車の燃費ってどれくらい?
軽自動車は普通車よりも燃費が良いよー!と言うものの、今まで車を所持したことのない人や、軽自動車しか乗ったことのない人にはあまりしっくりくる言葉ではありませんよね。
比較対象がないのですから、なにがどう良いのか?という疑問が残ります。
そもそも燃費ってのは、「(ガソリン)1Lあたりで走行できる距離」を指す言葉であり、個人的には「15km/1L」以上の燃費性能を持つ車を「燃費が良い車」という基準に設定しています。
例えば「15km/1L」の車に10Lのガソリンを入れた場合、「15okm」を走行できるということです。
では、現行で人気がある軽自動車の燃費はどれほどのものなのでしょうか?
燃費(1Lあたり) | |
---|---|
N-BOX | 20.8〜25.6km |
タントカスタム | 26km |
ワゴンR | 33km |
図を見る限り、軽自動車は「燃費が良い車」であることが分かると思います。が、この数値はメーカ発表のいわゆる「カタログ燃費」ですので、実際の燃費性能はこの数値より悪くなってしまいます。
カタログ燃費のおおよそ80%を「実燃費」として考えておけば良いと思います。(カタログ燃費が)20km/1Lの車の場合、「16km/1L」という具合です。
それでもなお「普通車」よりは軽自動車のほうが燃費性能が良いのですが、一言で普通車といえど沢山の種類があります。FITなどのコンパクトカーも普通車ですし、アルファードのような大型ミニバンも普通車に分類されます。
例えば「コンパクトカー」であれば軽自動車とほぼほぼ変わらない燃費性能となっていますが、「ミニバンサイズ」の車の場合、燃費性能に大きな差があります。
比較対象として、「ミニバンサイズ」の燃費性能を見てみましょう。
燃費(1Lあたり) | |
---|---|
アルファード | 11.4km |
ステップワゴン | 15km |
セレナ | 12.6km |
例えば「ハイブリット」など、車種によってもグレードで燃費性能が異なりますが、スタンダードなグレードの場合、上記のような燃費性能となっています。
もちろん、例に漏れず「カタログ燃費」ですので、実燃費はもう少し悪い数字となります。
私はHONDAの「エリシオン」という車に乗っているのですが、高速走行時で「10〜11km/1L」、街乗り走行時で「8km/1L」ぐらいになっていますので、参考までに。

やっぱり軽自動車は燃費は良いね!ガソリン代を少しでも節約したいなら、コンパクトカーや軽自動車を選ぶべき!
月のガソリン代は?

では早速、軽自動車にかかる「月のガソリン代」を計算してみましょう。
1Lあたりのガソリン単価が110円、実燃費が「15km/L」として計算していきますので、参考程度にお考え下さいね!
ちなみに「実燃費」の計算方法ですが、まず一度ガソリンを満タンにし、走行メーター下部にある「トリップメーター(走行距離を計ることができるもの)」を0に戻して下さい。
そして、ガソリンランプが光る直前までガソリンを消費し、再度(満タンに)給油します。くどいようですが、必ず満タンにすることを忘れないようにし、給油量を記憶しておいて下さい。
最後に「走行距離÷給油量」で計算し、そこで出た数字が「実燃費」ということになります。
さて本題ですが、軽自動車を所持した場合にかかる「月のガソリン代」はどの程度なのでしょうか?年間12000km走行すると仮定し、月のガソリン代を算出してみます。
年間12000kmということですから、月に換算すると「1000km」だということになります。実燃費が「15km/1L」ですので、月に消費するガソリン量は「1000km÷15km/L=約67L」ということになります。
ガソリン単価が110円ですので、「110×67=7370」となり、月にかかるガソリン代は「7370円」となりました。仮に半分の「500km/月」しか走行しない場合は、「3685円」だということです。
これを高いととるか安いととるかはその人次第ですが、軽自動車を使用することでかかる月にガソリン代目安として参考にして頂ければと思います。
燃費運転を心がけよう
軽自動車や普通車に限らず、車の運転ってその人の技量というか腕というか、「運転する人」によって燃費に良し悪しがでてしまうものです。要するに、運転が下手な人は比例して燃費も悪くなるということ。
燃費運転を心がけることで、実燃費に「1〜2km/L」の差がでることも対して珍しいことじゃないですから。
例えば、信号が赤から青に変わったときに、「行ったろかい!」と言わんばかりの急アクセルで発進する人。はい、あなたは運転が下手くそです。
急アクセルを踏むということは、エンジンの回転数を一気に上げるということですので、当然燃費面に悪影響をあたえてしまいます。
他にも

- 車体重量を軽くする(余分な荷物を積まない)
- エアコンを過度に使用しない
- 窓を全開にして走行しない
- スピードは一定速度で
- 短距離走行は控える
このようなことを意識し運転するだけで、燃費性能は格段にアップします。ですので、ぜひ燃費運転を心がけるようにし、月にかかるガソリン代をできるだけ節約するよう努力してみましょう!