車に乗る以上「給油」は避けて通れない道です。ですので定期的にガソリンスタンドへ足を運ぶことになるのですが、セルフであれフルサービスであれ、「無料点検」をオススメしてくるスタンドがとても多いです。
「給油のついでに無料点検はどうですか?」と。
一見、とても親切でこれ以上ないサービスを受けているかのように感じるのですが、十中八九・・・いや、ほぼ100%「好意でやっているガソリンスタンドがない」と思っていたほうが良いです。
世の中、ただより怖いものはないですから。
ということで、今回は「ガソリンスタンドの無料点検」をテーマにお話していきたいと思います。
なぜ無料点検をするのか?
ガソリンスタンドがなぜこうも「無料点検」を行うのかというと、それは「セールス」をするためであり、決して顧客のためを思ってやっている行為ではありません。
向こうも商売なので多少は仕方ないとは思いますが、あまりしつこく勧誘されると「ちょっと黙れや」ってなりますよね。正直うざいです。
「バッテリーを確認しておきましょうか?」「エンジンオイルのチェックをしているのですが・・・」「タイヤの状態を見させてもらってもよろしいでしょうか?」と、さまざまなセールストークで点検をしようとすると思いますが、どれもこれも耳を貸す必要はありません。
そもそも、ガソリンスタンドは「給油」をメイン事業としていますので、「整備」に関してそれほどプロではないと言えます。もちろん整備士は常備しているでしょうが、本格的な整備工場よりは技術面で勝てる要素がありません。
(整備・交換を)行うにしてもガソリンスタンドではなく、本格的な整備工場、大手カー用品店、ディーラーにお願いしたほうが良いですので、その辺りは十分意識しておくほうが良いと思います。
セールスに乗せられない不屈の精神をお持ちの方であれば、とりあえず点検だけお願いするのもありだとは思いますが・・・。
体よく断る方法
中には「断るのが苦手」という人もいると思いますが、中途半端に「じゃあ・・・お願いします」なんて返答をしてしまえば、最早そのフィールドはガソリンスタンドの手中にあるものと化してしまいます。
あなたはもう、ガソリンスタンドで整備・交換を行わなければいけないマジックにかけられてしまっているのです。
ですので、「点検どっすかー?」という投げかけに対しては、不屈の精神で「いえ、結構です!」と言える心意気を持っておいたほうが良いです。
要らないものは要らないと言うスタイルです。
ハッキリズバッと言うことができない人は、体よく「この前整備したところなんで・・・」「馴染みの整備工場があるんで」「メンテナンスパックに加入しているんで・・・」などなど、体よく断れば相手を傷つけることなく断ることができますよ。