中古車の中には、全塗装されているものがあり、全塗装の中古車を買うときは、少し注意しなければなりません。なぜ全塗装された中古車はダメなのか?見分け方は?というテーマに沿って、お話していきます。

全塗装の中古車を見抜く方法

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中古車販売店の中には「この車は全塗装をしています」と明記しているところもありますが、反対に全塗装していることを隠しているような業者も存在します。

知らずに買ってしまえば購入後のトラブルにも繋がりますし、思いもよらぬ損を被ってしまう可能性がありますので、注意しておいたほうが良いですね。

 

さて、そんな全塗装済みの中古車を見抜くには、以下の点を注視することが必要です。

  • ■車体裏側を覗く
  • ■バックドアを開けてみる
  • ■不自然に綺麗ではないか

車の裏側を覗く

車体裏面を見ることで、塗装されているかどうかを簡単に見抜くことができます。塗装業者の中には、裏側までしっかり塗装を施すような業者もありますが、目につかない分、手抜きを行う業者も少なくありません。

例えば、元のボディカラーが白だとし、現在のカラーが黒だとすれば、裏側には白の部分が沢山残っているはずです。

 

塗りムラ、塗り忘れなど、見れば素人にもすぐ分かるレベルの手抜きも多いので、「塗装されてない?」と疑問に感じた場合、裏面を覗いてみるようにしましょう。

バックドアを開けてみる

裏面同様、バックドア部分の塗装に関しても、手抜きを行う業者が多いです。外装は黒なのに、バックドアを開ければ所々が白になっている・・・となると、全塗装された可能性が高くなりますね。

ちなみに、ここで言うバックドアとは、ラゲッジスペースに繋がるドア、トランクのドアを指しています。正式名称が分からなかったため、バックドアで統一させてもらいました。

不自然に綺麗ではないか?

程度にもよりますが、中古車には多数の傷や汚れ、凹みがあるものです。新車のように美しく輝きすぎている中古車の場合、全塗装を疑ったほうが良いでしょう。

ずっとガレージに停車していて、一度も使っていない・・・というような中古車でもない限り、傷の一つや二つもない車なんて不自然でしかありません。

 

例えば、5年落ちの中古車で、外装があり得ないほど光り輝いている。という中古車の場合、販売店側に真相を確認してみることをオススメします。

塗装された車はダメ?

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ここまで読むと、全塗装を行った車はダメなの?と感じられると思いますが、決してそんなことはありません。場合によっては塗装を施したほうが良い場合もありますし、中古車としての価値を高める手段でもあります。

ただし、やはり全塗装にはそれなりのデメリットがあることは確かです。

事故車であることを隠そうとしている

可能性の一つとして、中古車販売店が「事故車」であることを隠そうとしているケースがあります。事故車は中古車としての価値を著しく低下させるため、販売業者としては隠し通したほうがお得なのです。(高く売れますからね)

関連ページ→事故車と修復歴の違い

 

例えば、事故により外装へ大きなダメージを受けた車は、傷であったり凹みであったり。何かしらの負債を抱えてしまいます。一目で「事故を起こした車だな」と分かれば売れることがありませんので、業者側からすれば隠しておきたい項目なのです。

そもそも、事故車(修復歴)を偽って販売する行為は法律で認められていません。そのような業者に遭遇した場合、商談を破断にし、違う業者での購入を検討するようにしましょう。関わるだけ、損しかしませんからね。

高くなる傾向

全塗装には非常に高額なコストがかかります。販売店が「より綺麗な中古車を売るため」にお金を叩き、全塗装を行ったのであれば、そのコスト分は販売価格に上乗せされることになります。

それこそ10万円とか、20万円とか。数十万円単位の増額になりますので、無駄に高く中古車を買ってしまうことになるのです。

 

もちろん、外装が綺麗な中古車であることも、購入指標としては重要な項目ではあります。ですが、車の本質を見極めるためには、見た目ではなく、性能面を意識するべきです。

 

例えば、外装が宝石のようにピカピカで、誰の目で見ても新車にしか見えない・・・けど、エンジンの調子が悪い。外装は傷が多く凹みがある・・・けど、エンジンの状態は良好。

同一車種、同価格で、この2つの選択肢があった場合、本当に選ぶべきは後者の「エンジンの調子が良い中古車」です。どれほど外装が優れていても、車の心臓部分であるエンジンが壊れてしまえば本末転倒ですから。

査定額が下がる恐れ

全塗装された車は、査定ガクが下がってしまう傾向にあります。買ったときは「外装が綺麗な車が手に入った」と感じていても、使用とともに傷がつき、汚れが蓄積し、凹みができることもあるでしょう。

腕の悪い塗装業者であれば、(塗料が)剥がれ落ちてくることも考えられますね。

 

車は買うときの価格にも注意しなければなりませんが、売るときの査定額についても考慮しておかなければいけません。新車であっても中古車であっても、その考えにブレはありません。

例えば、100万円で買ったが、査定額が0円だった車と、200万円と値が張ったが、100万円の査定額がついた車。購入価格には差があるものの、結果として「100万円で乗ることができた」となりますよね。

 

全塗装された車は査定額が下がってしまう危険性があり、最終的に損をしてしまう可能性が高いです。全塗装された中古車を買うときは、十分注意して下さいね。