車を買うときは、「本体価格+諸費用」が支払い合計金額となります。

 

例えば、1万円で売られている中古車を購入するとき、販売店へ1万円を握りしめていったところで「買うことができない」のですね。

 

あくまでザックリですが、車体価格が1万円の車であっても、合計金額は20万円を超えることがほとんどです。それほどまでに「諸費用」の存在は大きく、私たちにとって「負担」という名の重荷を背負わそうとしてくるのです。

車購入時にかかる諸費用は


法定費用

  • 自動車税
  • 重量税
  • 自賠責保険
  • 取得税
  • リサイクル料金

 


手数料

  • 登録代行費用
  • 車庫証明代行費用
  • 整備費用
  • 納車費用

 


 

となります。

 

販売店に支払う手数料はともかく、「法定費用」に関しては誤魔化しも値引きも効きませんので、支払うことを前提に中古車購入の予算を組むようにしておきたいですね。

では、それぞれ詳しくみていきましょう。

法定費用について

まずは、国が「車を買うときは、車両価格の他にこれだけ支払いをしろよ!」と取り決めている「法定費用」についてお話していきたいと思います。

 

前述した通り、全国どの中古車販売店で購入しても、値引きや誤魔化しは一切効きませんので、覚悟しておきましょう。ちなみに、買う車種により減税されることもありますので、より詳しくはスタッフさんに聞いてみるようお願いします。

 


自動車税

自動車税は、「車を所持している人」全員に課税される税金であり、徴収元は「都道府県」となります。また、軽の場合は「軽自動車税」となり、市区町村の管轄となります。

 

4月1日時点で車を所有している人が対象となりますので、必ず支払うようにしておきましょう。支払いを滞納してしますと、鬼のような催促が届くようになりますし、車検も廃車も売ることもできなくなります。

 

課税額ですが自動車税は「車種」「排気量」などにより支払い額が異なりますので、チェックしておいて下さい。

ちなみに「軽自動車税」は7200円→10800円となります。

排気量税額
1000cc以下29500円
1000cc超〜1500cc以下34500円
1500cc超〜2000cc以下39500円
2000cc超〜2500cc以下45000円
2500cc超〜3000cc以下51000円
3000cc超〜3500cc以下58000円
3500cc超〜4000cc以下66500円
4000cc超〜4500cc以下76500円
4500cc超〜6000cc以下88000円
6000cc超111000円

自動車税は毎年4月からに徴収される税金ですので、中古車を購入した月から日割りで自動車税を支払うことになります。

 

例えば、購入月が「2月」でしたら、3月までの1ヶ月分を日割り計算で支払うということです。少しややこしいですが、中古車販売店のスタッフさんが全てやってくれますので、身を委ねておきましょう。

 


重量税

重量税とは、車購入時や車検時に支払う税金であり、車の重さによって税額が異なります。

 

エコカー減税適応車や、登録年数の差で税額が異なるので、非常に計算しにくい税金なのですが、ここでは中古車で最も多いであろう「登録年数が13年未満」の中古車にかかる重量税を紹介しておきます。

また、車検の残り期間により税額が変わりますので、その辺りを考慮してご覧頂ければと思います。

車両重量車検期限2年車検期限1年
0.5トン以下8200円4100円
〜1トン16400円8200円
1〜1.5トン24600円12300円
1.5〜2トン32800円16400円
2〜2.5トン41000円20500円
〜3トン49200円24600円

車の重さをイメージするのは難しいですが、一般的な乗用車の場合1〜2トンの間に収まることが多いです。

トヨタアルファードで2トン程度ですので、 参考までに。

 


自賠責保険

自賠責保険とは、別名「強制保険」と呼ばれるもので、車検有効期限内の車を所持する人は必ず加入しなければならない保険です。

無保険で運転した場合、法律により罰せられることになりますので注意しておきましょう。

 

とはいっても、車購入時、車検時に強制的に支払うことになりますので、「無車検」で車を運転しない限りは、自賠責保険の有効期限が切れることはありえません。

料金は以下の通りです。

期間軽自動車普通車
37ヶ月37780円40040円
36ヶ月36920円39120円
25ヶ月27240円28780円
24ヶ月26370円27840円
13ヶ月16500円17310円
12ヶ月15600円16350円

 


取得税

車を購入するときは、「取得税」も徴収されることになります。「どれだけ税金とるの?」って感じですが、決まりですので仕方ありませんね。

新車の場合は「取得額×3%」となり、中古車の場合は経過年数により取得税が前後します。

 

中古車は「経過年数×残価率」が、購入時に支払わなければならない「取得税」となります。

計算方法がややこしいので、難しく考えることなく、中古車販売店にお任せすることをオススメします。

経過年数軽自動車普通車
1年0.5620.681
1.5年0.4220.561
2年0.3160.464
2.5年0.2370.382
3年0.1770.316
3.5年0.1330.261
4年0.10.215
4.5年-0.177
5年-0.146
5.5年-0.121
6年-0.1

手数料について

以上が、中古車購入時に支払わなければならない「法定費用」ですが、この他にも「販売店へ支払う手数料」が諸費用として必要になります。

 

販売店によって料金が違いますので、場合によっては値引きをしてくれる可能性もありますが、多くの中古車販売店は「手数料収入」を収入の柱として扱っている場合が多いです。

 

あまりに「値引きしてよー」としつこく迫るのはマナー違反ですし、なによりスタッフさんも良い印象は受けないでしょう。

 

スタッフさんも人間ですので、「この人には良い接客をしよう」「この人は嫌いだから適当で」となるのが普通です。損をしないためにも、人対人の付き合いを意識することが大事ですね。

 

さて、販売店に支払うべき「手数料」ですが、どのようなものがあるのでしょうか?それぞれ詳しくみていきましょう。

 

登録代行費用

名前の通り、販売店へ自動車の登録を代行してもらう費用のことを指します。販売店によって値段は異なりますが、2万円前後が一般的な相場ではないでしょうか?

 

販売店が中古車をお客さんへ受け渡しするときは、「名義変更」をしなければいけません。登録代行費用は、要するに「名義変更手数料」ということですね。

 

稀に「名義変更を自分でやるから、登録費用を0にしてくれ」という人もいますが、基本的に中古車販売店はこの言動を嫌います。

収入源を失うことになりますし、なにより名義変更に不備があったときに被る販売店側のリスクがとても大きいのです。

 


車庫証明代行費用

車を購入した後、ちゃんと保管場所がありますよ!ということを明確にするために、車購入時は「車庫証明」を警察へ提出しなければなりません。

その手続を販売店に代行してもらうのであれば、「車庫証明代行費用」がかかってしまいます。

 

もちろん、自分で申請することも可能ですので、ご自分で行うのであれば代行費はかかりません。この辺りは、販売店と相談してみて下さい。

参考ページ→車庫証明の取り方

 

余談ですが、私が中古車を購入するときは「自分で」車庫証明を申請することにしています。代行費は2万円〜ほどしますので、浮いたお金で車の装備を充実させるほうがよっぽど有意義ですから。

ただし、申請には時間と手間がかかりますので、お忙しい人は販売店にお任せしたほうが手っ取り早いかもしれません。

 


整備費用

中古車販売店は、客へ納車する前に必ず点検整備を行います。その費用として、「整備費用」を請求されることになります。

 

整備費用の相場ですが、おおよそ数千円〜数万円であることが多いです。この辺りは販売店によって大きな開きがありますので、事前に確認しておくのが確実です。

 

稀に、「整備費用」と称して数十万円の請求をしてくる業者もありますが、そのような販売店で車を買うことは避けたほうが良いと思います。

 

法外な費用を請求し、一儲けを狙っている悪徳業者である可能性が高いですから。見積もりに不安を感じたら、納得いくまで問いただすようにし、「まぁいっか」と簡単に契約するのだけは避けるようにしておきましょう。

 


納車費用

納車の際、ご自分で販売店に足を運ぶのであれば「納車費用」は必要ありませんが、輸送してもらう場合は費用がかかってしまいます。

 

相場についてはなんとも言えませんが、かなりの遠方になるのであれば10万円を超えることも考えられます。反対に、距離が短ければ1万円程度で済むこともあります。

 

また、「輸送費、もう少しなんとかなりませんかねー・・・?」と交渉してみることで、値引きしてもらえるかもしれませんので、ダメ元で言ってみるのもありっちゃありですね!

 

諸費用の相場は?

車の購入時にかかる「諸費用」は、車種や車の状態により異なります。ですので、「諸費用の相場はこれぐらい!」という明確な答えを提示することは不可能なのです。

 

しかしながら、ある程度の基準と言いますか、なんていいますか。あくまで私の主観ではありますが、諸費用の相場は「20万円ぐらい」と考えておけば良いと思います。

 

法定費用と手数料を合わせて20万円です。車体価格が100万円であれば、総額「120万円」だということですね。

大体の目安として、参考にして頂ければと思います。