中古車販売店のプライスボードを見ると、そこには「ワンオーナー」の一言が。

 

また、中古車情報サイトでも「この車はワンオーナーです!」と、若干押し気味に書いてあることも少なくありません。

 

一体、中古車における「ワンオーナー」とは何なのでしょうか?何か、ワンオーナじゃないとダメな理由があるのでしょうか?

その意味と、メリットについて、これからお話させて頂きたいと思います。

ワンオーナーとは

ワンオーナー車とは、過去にその車の所有者が「1人」しかいない事を指す言葉であり、要するに、中古車市場に始めて顔を出す新参者ということになります。

 

当然、前オーナーはその車を「新車」で購入していることになりますので、ワンオーナー車を購入するということは、歴代2人目のオーナーになれるという訳です。

 

歴史の古い中古車を購入すれば、過去に4人、5人もの人に乗られていたことになります。気持ち的にも嫌ですし、色々な人に運転されることにより、変な癖が染み付いてしまっていることも考えられます。

 

新車で買うのは経済的に厳しいけど、使い古された中古車を買うのも嫌。

 

という人にとって、「ワンオーナー車」は良い指標になるのではないでしょうか?

 

また、ワンオーナー表記をして良いのは、以前の所有者が「個人」であった場合に限ります。業務用(レンタカーなど)に使われていた車をワンオーナーと表記して販売することはできませんので、その点は安心しておいて大丈夫です。

 

ただし、過去のオーナー数や、人柄を、購入者側が確認することはできません。あくまで中古車販売店の言い分となりますので、その辺りは理解しておいたほうが良いとは思います。

 

世の中には悪い人もいるものでして、過去の所有者が1人以上であるにも関わらず、ワンオーナー車と表記している販売店がないとは言い切れないのです。

ワンオーナーじゃなければダメ?

「ワンオーナー車」には魅力的な要素が沢山ありますが、必ずしも「ワンオーナーじゃなければダメ」だということではありません。

 

私は過去に7台の中古車を購入し、所持していた経歴があるのですが、「ワンオーナー」の中古車は1台しか買ったことがありません。

 

ちなみに、こうも「外れが多い」と言われる中古車市場で、一度も外れの中古車を購入したことはありません。どれもこれも、誇れるような車ばかりです。

 

ですので、中古車を選ぶときの基準として、「ワンオーナーかどうか?」という点に重みを置くことはありません。その他にも、見るべきポイントは沢山ありますから。

 

あくまで、数ある指標の中の一つに「ワンオーナー」というものがあるという認識ですね。

良いワンオーナー車の見分け方

いくら過去に1人しかオーナーがいなくても、前オーナーが「その車をどれだけ大切にしていたか」で、車の状態は大きく変わってしまいます。

 

「急アクセル、急ブレーキ」の癖があるオーナーであれば、エンジンに異常があるかもしれませんし、ブレーキ周りに問題があるかもしれません。

 

前オーナーが車に関してそれほど愛情をかけていない人であれば、「外装の傷、汚れがひどい」「シートの劣化が激しい」など、見た目にも悪影響を及ぼしているかもしれません。

このように、ワンオーナーであっても、状態の悪い車というのは存在しているのです。

 

では、どのようにして良いワンオーナー車を見分けることができるのかというと、「内外装の状態のチェック」「走行距離の確認」「値段」です。

 

言わずとも、内外装が綺麗な車というのは、以前のオーナーがその車を大切にしてきたかどうかの指標となります。愛車を大切にする人は、運転にも気を使う人が多いですので、結果として「調子が良いであろう車」だと考えることができます。

 

「走行距離」は、どれだけ多くても「5万km以下」の車を選択したほうが良いです。一般的に中古車は、5万kmを境に値が落ちてくるとされています。

ですので、走行距離が多い車を購入するのは、ワンオーナーであるメリットを帳消しにしてしまうデメリットがあるのです。

 

距離を走っている車=酷使されている車となりますので、良い中古車を選ぶときの指標として、これ以上のものはないともいえます。

 

最後に「値段」ですが、あまりにも相場とかけ離れている車は「訳あり」とみておいたほうが良いです。

 

例えば、相場価格が100万円なのに対し、50万円で販売されていた。このような場合、「何かあるんだろうな」と疑いを持ったほうが良いといえます。

販売店が、質の良い車を相場以下の価格で売ることは考えにくいことですから。

ワンオーナー車のメリット

最後に、ワンオーナーのメリットをまとめて締めたいと思います。

 

  • 中古車で問題になりがちな、外れを引きにくい
  • 年式が新しい車が多い
  • メーカー保証が残っていることが多い→参考ページ
  • その車史上、2人目のオーナーになれる
  • 車売却時、少しは査定額が上がる可能性がある
  • オーナーが1人のため、変な癖がないことが多い

 

ワンオーナー車のメリットに関しては、これぐらいです。一見、良い印象しかないワンオーナー車ではありますが、購入の決め手にするのは疑問が残ります。

 

あくまで購入時に沢山ある指標の一つとして捉え、様々な観点から中古車選びをすることで、外れの中古車を購入してしまうリスクはグッと少なくなります。

中古車購入は安易的に決めるのではなく、良く考え、検討することが大事ですから。