車の運転に長けている人であれば、一度は「オーバードライブ」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか?

オーバードライブは、人によっては多用しますし、人によっては「人生で一度も使うことがない」機能なので、その意味や使い方を知らない人も多いのではないでしょうか?

オーバードライブとは?

IMG_0093

 

オーバードライブ(OD)は、AT車限定の機能であり、MT車にはない機能です。自動的に(ギアの)変速を行うAT車だからこそ必要な機能であり、とても便利なものなので、ドライバーの方は、ぜひ知っておいて下さい。

 

オーバードライブを(超)簡単に説明すると、「最高ギアを固定するもの」という意味があり、要するに、本来ならば1〜4速まであるギアを、1〜3速までに限定し、3速以上までギアを上げないもの。ということです。

少しややこしいですが、「ギアを4速まで上げなくても良い場面」で使用するもの。と考えておけば良いでしょう。

オーバードライブの使い方

IMG_0091

 

AT車には、必ずシフトレバーがついています。上記の写真は、私の愛車(エリシオン)のものなのですが、ダッシュパネル真ん中についてあるのが、シフトレバーです。

オーバードライブをONにするには、シフトレバー横にあるスイッチを押す必要があります。

 

IMG_0092

 

↑少し分かりにくいかもしれませんが、シフトレバー右横に丸いチョボがあると思います。このチョボが、オーバードライブをオンにするためのスイッチですので、必要なときは押すことで、最高ギアを3速までに限定することができます。

ちなみに、もう一度押すことでオフにできます。※オーバードライブをオフにし忘れると、常に3速で走行してしまうことになるので注意して下さい。

オーバードライブの使いみち

さて、オーバードライブの意味と使い方は分かって頂けたと思いますが、「どのような場面で活用するの?」と疑問に思っている人も多いでしょうから、ここで2つの事例を紹介しておきます。

  • ■坂道でのパワーアップ
  • ■下り坂での減速に使う

坂道でのパワーアップ

AT車は、ギア変速を自動で行ってくれる便利なものですが、速度を上げると自動的に最大ギアまで上げてしまうので、「パワーが必要なとき」は、その特性がデメリットとなることがあります。

例えば、重たい荷物(多くの人)を乗せたときの坂道。

 

坂道を登るには、平坦な道を走るとき以上のパワーが必要となります。そのため、最高速まで上がったギアでは、パワー不足になり、登るときのパワーが足りなくなってしまいます。

そうなると、無駄にエンジンの回転数を上げることになり、エンジン劣化の原因にもなりますし、燃費の悪化にも繋がります。良いことなど、一つもありません。

 

そんなときに便利なのが、オーバードライブの存在。4速まで上げたギアではパワー不足になるような坂道でも、オーバードライブによって3速までギアを落とし、パワー不足を補うことができるのです。

AT 車で「坂を登るときのパワーが足りない」と感じたときは、オーバードライブを活用することをオススメします。

下り坂での減速に便利

山道や高速道路を走行中、斜度がとても高い下り坂を走行する場面があります。そのような坂道の場合、アクセルを離していたとしても、ぐんぐんグングン、速度が上がっていくことになります。

だからといって、何度もブレーキを踏むのは危険ですし、後続車にも迷惑がかかってしまいます。そんなときは、オーバードライブをオンにし、減速するようにします。

 

そもそも、坂道を下るときは、「エンジンブレーキ」を活用する事が推奨されています。しかし、ギアが最高速に入っていると、エンジンブレーキの効きも悪くなってしまいます。

ですので、オーバードライブをオンにし、ギアを一段階落としてあげることでエンジンブレーキの効きをよくすることができ、ブレーキを踏まずとも、理想的な減速をすることが可能になります。

 

下り坂で「スピードが出過ぎる・・・」と感じたときは、オーバードライブをオンにし、対応するようにしましょう。