車を売るときって、例に漏れず「買取業者の査定」があるものなんですが、基本的には一度出した査定額を減額されることはありませんし、もちろん増額されることもありません。

「この値段で売ります!」と契約書へ判を押した額が、後日振り込まれることになります。ま、当然ですよね。

 

しかし、最近ではこの車査定の一連の流れを変えるかの如く、「二重査定」という言葉がでてくるようになりました。TVで話題になっていたので、知っている人も多いと思います。

さて、一体全体この「二重査定」とは何なのでしょうか?今回はその謎に迫りたいと思います。

 

くるま

二重査定に気をつけよう!

二重査定とは?

二重査定とは、言葉通り「二重に査定を行う」行為であり、より簡単に噛み砕くと「2回の査定を受けることになる」ということになります。

最初は「他社より10万円高い査定額をつけさせてもらいます!」というセールストークで顧客を集め、契約後、「やっぱりお金が勿体無いので10万円安く買取ります」みたいな感じ。

 

二重査定の悪質な点は、「キャンセルができない」というところにあります。一度契約書にサインをしたんだから、それを取り消すなんてできませんよー!!的な。

要するに、最初は150万円の査定額が提示されていたのにも関わらず、「思ったより傷が多かったので・・・」と何かしらの難癖をつけられ、査定額が100万円に下がってしまった。この場合でも、契約を取り消すことができないのです。

 

より具体的には、「キャンセルすることは可能」なのですが、多くの人は「契約書にサインしてしまったしな・・・」と諦めてしまうことがほとんど。

この辺りは業者側も熟知していますので、より強気な態度で「二重査定」を正当化してくることでしょう。

契約書はよく確認しよう

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何事でもそうですが、契約書にサインするときは「より慎重に」事を進めていくべきです。よく読みもせず「まぁ大丈夫だろ」と軽い気持ちで判を押すことは、後々大きなトラブルを生むことになり、後悔してしまうことになります。

世の中、堅実な商売をしている業者がほとんどですが、中には腐ったみかんのように周りに迷惑をかけることで商売をしているような悪質な業者も紛れ込んでいます。

 

「二重査定」を行っている業者の場合、必ず契約書へ「二重査定に関する項目」がありますので、契約前に必ず確認しておくようにしましょう。

なんなら、「二重査定はないですよね?」と営業マンに問いかけ、必要であれば書面に書き起こしてもらったほうが良いです。口約束なら、後でどうにでもなりますからね。念には念を。

キャンセル料について

「二重査定」で不当な営業をしているような業者の場合、契約後のキャンセルに「解約料(キャンセル料)」を設けていることがほとんどです。

例えば、契約後のキャンセルは如何なる場合も10万円のキャンセル料が必要になりますよー!みたいな感じ。

 

ですので、契約時は「キャンセル料」についても深く問い詰めておいたほうが良いです。「二重査定」をされた挙句、不当なキャンセル料を請求されるのは割に合いませんからね。

割高なキャンセル料や、明らかな「キャンセル防止のための料金設定」をしている業者の場合、何かしらの裏があるとみて間違いありません。

 

「あ、この業者は怪しいな・・・」と感じる点が一つでもあるのでしたら、ひとまず契約は白紙に戻し、よく検討した上で再度査定をお願いするようにしましょう。

トラブルを未然に防ぐには、本人の危機管理能力が必須となってきますから。

従う必要はない?

契約後、明らかな悪意を持った「二重査定」の被害にあった場合、例え契約書にサインをした後であっても、業者側の言い分を鵜呑みにする必要はありません。

そもそも、二重査定に関しては「買い手側(業者側)」に明らかな優位性があります。「契約後の査定額減額に口出しするな!」と言ってる訳ですからね。そんなことが通用するはずがない。

 

もし二重査定の被害にあった場合、業者側に「キャンセル料を支払う気はない」という意思を伝え、それでもなお「契約書がー、義務がー」などと言いがかりをつけてくるのであれば、消費者センターへ通報してやりましょう。

消費者センター