一昔前の車(新車)であれば、「慣らし運転」は必ずしろ!と言われるものでしたし、取り扱い説明書にも慣らし運転についての説明項目が記載されていました。

ですが、最近の車では「慣らし運転は必要ない」という人も多いですし、取り扱い説明書からも姿を消しつつあるのです。果たして、本当に慣らし運転をする習慣は廃れてしまったのでしょうか?

 

個人的な意見ではありますが、高度な技術を持って製造された現在の車でも「慣らし運転」は必要だと思っていますし、実際に行動にも移しています。

今回はそんな「慣らし運転」について、必要なのか?その方法は?距離はどれくらい?という点についてお話していきますので、参考にして頂ければと思います。

 

くるま

慣らし運転なんて必要ない!って言う人もいるけど、できればやったほうが良いってのが本音だよ!

そもそも慣らし運転って??

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そもそも「慣らし運転」ってなんなのか?って話ですが、言葉通り「車を慣れさせるためのテスト走行」という意味合いを持っています。

人間だって、生まれてすぐに歩いたり走ったり喋ったりできる訳ではありませんよね?車も同じで、生まれたて(新車)の状態では、生まれ持った性能をフル活用できないものなのです。

 

とはいっても、「慣らし運転をしなかったから」というだけで潰れてしまう訳でもありませんし、性能が目に見えるように低下するものではありません。

正確には、「一応やっておいたほうが良いもの」と認識しておくのがベストです。

慣らし運転は必要?

冒頭でもお話した通り、個人的には「慣らし運転は必要」と思っています。そこまで深く考えず、「とりあえず慣らしておこうか」ぐらいの認識で良いので、やっておくようにして下さい。

慣らし運転をすることにより、馴染んでいない金属同士が触れ合うことによる「鉄粉」が出ることを防ぐ効果があります。無駄な鉄粉により車体がダメージを受けることを未然に防ぐことができるという訳です。

 

それに加え、慣らし運転には「ドライバー自身が車に慣れる」という意味合いも含まれています。運転って「感覚」とか「感性」による影響を受けやすいので、運転に慣れるということはとても大事なのです。

この辺りを踏まえても、「慣らし運転は必要」だと言えますね。

慣らし運転の方法

チェックリスト

普通通りに運転するのは「慣らし運転」とは言わないから、少しだけ意識した運転を心がける必要があります。

慣らし運転の方法ですが、基本的には「アクセルをあまり開かず、一定速度で走行する」ことが大事な要素となります。稀に「慣らしだから」と荒っぽい運転をする人もいますが、これは間違いでありやってはいけない行動です。

具体的には、急アクセル急発進はせず、一定の(エンジン)回転数を意識し走行することが、理想的な「慣らし運転」となります。

距離について

慣らし運転に必要な「距離」については諸説ありますが、個人的には「1000km程度」を目安としています。大阪→東京間がおおよそ500kmですので、往復することで目的を達成することができる計算です。

ただし、「1000km走る」ことを目的にしないようにして下さい。あくまで慣らし運転のキモは「車を馴染ませる」ことにありますので、一度に他走行するだけでは意味が変わってきます。

 

例えば、200kmを5回走行する。とか、1000kmに達するまでは慣らしを意識した運転をする・・・とか、なんでも良いので、複数回に分けて実行することが大事です。

私の場合、納車後すぐに(車で)旅行に行く計画を立て、下道と高速を織り交ぜて現地まで足を運ぶようにしています。慣らし運転と旅行を並行できますので、一石二鳥という訳ですね。参考までに。

ハイブリットやCVTの慣らし運転について

ハイブリットやCVTの車に関して「特別な慣らし運転をしなければならない」と考えている方も多いようですが、「普通車(AT/MT)」でも「ハイブリットやCVT車」でも、基本的な方法は変わりません。

アクセルを踏み込まず(回転数を抑え)、車にストレスを与えない運転(無茶な運転)をしないことが「慣らし運転のキモ」ですので、普通車同様1000km程度を慣らしとして走行して下さい。

 

補足するとすれば、CVT車はAT車に比べると「回転数が上がりやすい」傾向にあります。ですので、アクセルワークに気を使い、回転数を気にする運転をしてあげる必要性がどうしてもでてきます。

注意する点としては、これぐらいのものですね。

 

今回このページを書くにあたり、自動車メーカーへ努める先輩へ「慣らし運転は必要ですか?」というLINEを送ったところ、「最近の車はいらないよ」と返信がきました。

これがメーカー側の意見であり、多くのドライバーの意見ではあるでしょうが、「慣らし運転」をすることに越したことはありませんので、結論としては「慣らし運転は必要」ということで締めたいと思います。