日本において、車は排気量やボディサイズによって「規格」が異なっています。

 

特に「軽自動車」は日本独自の規格であり、海外では考えられないほど小さくパワーの弱い車です。海外の友人が軽自動車を始めてみたときの第一声が「オーマイガー」でしたから。

直訳で、「信じられない!」です。

 

彼らは日本人に比べ体格がガッシリしていることが多いので、サイズの小さな軽自動車では窮屈でしょうし、海外では今もこれからも、軽自動車が流行ることはないと思います。

 

そんな「日本独自の規格」である軽自動車ですが、普通車(コンパクトカー)と比べて何がどう違うのでしょうか?

実は、軽自動車には明確な基準が設けられており、そも基準に一つでも反してしまえば「軽自動車」と名乗ることができず、普通車として扱われてしまうことになります。

 

具体的には

 

  • ボディサイズ
  • 排気量
  • 乗車定員
  • 貨物積載量

 

この4つの基準が定められています。では、一つずつ噛み砕いて見てみましょう。

 

くるま

軽自動車の定義は明確に定められているんだね!

ボディサイズ

要するに「車の大きさ」のことで、基準をオーバーするサイズ以上の車体にしてしまうと、軽自動車として名乗りを上げられなくなってしまいます。

具体的な数字としては、長さが「3.40m」、高さが「2.00m」、幅が「1.48m」以下でなければなりません。

 

車体が小さいことで小回りが効きやすく、「ちょっとそこまで」の移動に適しています。細い道でも楽々スイスイ走行することが可能ですから。

また、初心者ドライバーが躓きやすい「駐車(バック)」も、普通車に比べて難易度が低くなりますので、運転技術に不安のある人は、まずは軽自動車で練習してみてはどうでしょうか?

 

ただし、車体が小さいということは、室内空間も狭いということです。

最近では「N-box」や「タント」など、室内空間に余裕のある軽自動車が増えてきましたが、やはり普通車に比べると窮屈であることは間違いありません。

買い物や趣味などで沢山の荷物を積む場合、軽自動車は選択肢から除外したほうが良いと言えますね。

排気量

排気量とは、おおまかに言えば「エンジンの大きさ」を示している数値で、「2000cc」や「1.6L」と表記されています

一般的なコンパクトカーの場合で「1〜1.5L」、ミニバンサイズにもなれば「1.8L以上」が大体の目安です。また、排気量によってかかる税金も異なってきますので、その辺りも考慮したほうが良いですね。

 

では、軽自動車の「排気量」の基準はどうなっているのでしょうか?

 

軽自動車の場合、排気量の限界が「660cc以下」と定められていますので、その基準以上の排気量を求めるとなると、コンパクトカー以上の購入をオススメします。

 

660ccというと、大型バイクよりも小さなエンジンを搭載していることになりますので、パワー面での不安が残ります。

少しの坂道でエンジンがフル回転することもありますし、加速、走行安定性能、どれをとっても「ショボイ」と言わざるを得ません。

 

ですので、長距離移動をメインに車を使用する人や、車に走りを求める人、走行安定性を求める人には「軽自動車」は向いていないと言えますね。

 

しかし、燃費面では「エンジンが小さい」ことがプラスに働き、ほとんどの軽自動車が普通車よりも「燃費が良い」という事実もあります。(コンパクトカーに負けていることも多いですが)

エンジンが小さいということは、車を動かすためのエネルギーが小さいということです。

 

結果として消費するガソリン量が少なくなり、燃費が良くなるということです。

あくまで私の体感ですが、街乗りで「15km/1L」、高速走行で「20km/1L」ほどは伸びるんじゃないかな?と思います。

 

燃費に関しては、その車種が持つ燃費性能により大きく前後しますので、購入前はしっかりと下調べしておくことをオススメします。

参考ページ→実燃費を知る方法

乗車定員

普通免許所持者であれば、定員10名以下の車まで運転することが可能です。

とはいっても、普通車であれば5〜8人乗りがメジャーですので、それほど乗車定員に関して深く考える必要はないかとは思います。

 

では、軽自動車には、一体何人まで搭乗することができるのでしょうか?

実は、軽自動車の規格の中で「乗車定員」に関する決まりも定義されており、上限が「4人」と定められています。

 

ですので、5人家族の人だったり、友達を率いて遊びにいく機会が多い人であったり、とにかく大人数が乗ることを前提に車を所持するのであれば、軽自動車は真っ先に選択肢から外しておくべきです。

 

私も軽自動車を所持しているのですが、人が乗って、更に荷物を積むとなると、乗車定員の限界が「2人」になってしまうことが多いです。

頑張って3人ぐらいでしょうか。

 

買い物とか、子供の送り迎えで車を使うことが中心であれば良いですが、バーベキューに行ったり、キャンプに出かけたり、多くの荷物を積むような移動に関しては、軽自動車は「使い物」になりません。

 

軽自動車購入前は、その辺りも考えておいたほうが良いですよ!

ちなみに、子供(12歳以下)は3人で大人2人分の計算となります。ややこしいですが、覚えておいて損はないかと思います。

貨物積載量

軽自動車を、大量の荷物を乗せて運ぶために使用する人は極稀だとは思いますが、一応基準として「貨物積載量」が定められています。

軽自動車の場合、定義として「積載量:350kg以下」と定められていますので、それ以上の荷物を積む予定があるのでしたら、コンパクトカー以上の車を購入したほうが良いです。

 

過積載した車で公道を走行することは立派な法律違反となります。

罰金もありますし、点数も減点されることになりますので、「少しのオーバーぐらい大丈夫でしょ」とは甘い考えは捨て、しっかりとルールを守るようにしたほうが良いですね。