夜間になるとヘッドライトを点灯しなければなりませんが、車のヘッドライトには「ロービーム」「ハイビーム」、2通りの使用方法が存在しています。

今回はその内の一つである「ハイビーム」についてお話していきますので、「ハイビームって、いつ使うものなの?」「ロービームとの違いは?」と疑問を抱いている人は、参考にして頂ければと思います。

ハイビームとロービームの違い

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車のヘッドライトは、ロービームとハイビーム、二通りの明るさを選べるようになっています。ロービームが30メートル先までしか照らせない一方で、ハイビームは100メートル程度先まで、明かりを照らせるようになっています。

通常時はロービームに設定されており、ハンドル右にあるレバーを手前に引くことで、ハイビームに切り替えることができます。

 

そんな2通りの明るさを選択できるにも関わらず、一般的に使用されているのは「ロービーム」であることがほとんど。ハイビームなんて、一度も使ったことがない・・・という人も、中には存在しているでしょう。

では、ハイビームは、一体いつ使うものなのでしょうか?

ハイビームって、いつ使うものなの?

ハイビームの使いみち

実は、ハイビームには必ず使わなければいけない場面が存在します。知らずに運転していると、道路交通法違反となり、捕まってしまう可能性もでてきます。必ず、知っておくようにして下さい。

ハイビームっていつ使うの?という疑問に対しての回答は以下の通り

  • ■夜間走行時
  • ■トンネル走行時
  • ■パッシング

夜間走行時

夜間走行時、当たり前のように「ロービーム」で走行している車が大半ですが、実は法律により「夜間走行時は、ハイビームでの走行」が義務付けられています。

一 前照灯は、夜間前方40m(の距離にある交通上の障害物を確認できる性能を有すること。

引用:道路運送車両の保安基準 第276条

 

要するに、ヘッドライトは「前方40メートル以上を照らせる光量が必要ですよー」ということなのですが、ロービームに関してはおおよそ30メートル先までしか照らすことができません。ですので、法律に反していることになりますね。

一方のハイビームはおおよそ100メートル先まで照らすことができます。このことから、夜間走行は基本としてハイビームで行うものであり、ロービームで走行する行為は法律に反している。ということになるのです。

 

ただし、例外もあります。

車両等が、夜間(前項後段の場合を含む。)、他の車両等と行き違う場合又は他の車両等の直後を進行する場合において、他の車両等の交通を妨げるおそれがあるときは、車両等の運転者は、政令で定めるところにより、灯火を消し、灯火の光度を減ずる等灯火を操作しなければならない。

引用:道路交通法第52条

 

要するに、前方に車がいたり、対向車がいる場合、ロービームに減光するか、消灯することで対処しなければいけない。ということが、道路交通法により定められています。

明かりが十分確保されている街中や、交通量が多い道路でハイビーム走行するのは、迷惑以外の何者でもありません。

 

より簡易的な捉え方をすると、山道など、街灯もなく、先も見えないような道路ではハイビーム走行。市内など、交通量が多く、明かりも十分確保されている場合はロービーム走行。

このような認識でいれば、大丈夫です。

トンネル走行時

どれだけ明るい時間帯であっても、トンネル内でのヘッドライト灯火は義務とされています。そのため、日中であっても、ヘッドライトを点けるようにして下さい。

一言でトンネルといっても、光眩しいトンネルもあれば、明かり一つないトンネルもあります。明かり一つないトンネル走行時は、より明るいハイビームを使用し、より安全走行を心がけましょう。

 

ただし、夜間走行時同様、前方に車がいる場合や、対向車がいる場合は、ロービームで対応する必要があります。

パッシング

運転中、相手ドライバーに何かしらの意図を伝えたい場合、「パッシング」を行うことにより、相手へ自分の思惑を伝えることができます。

パッシングとは、一時的にハイビーム状態にし、すぐにロービーム、または無点火に戻すことで、光を使った合図ができるようになるものです。

 

例えば、交差点進入時、相手車両に道を譲りたいときは、「お先にどうぞ」の意味を込めて、パッシングを行います。そうすることで、相手へ自分の気持ちを伝えることができ、より円滑な走行をすることが可能になります。

ただし、無闇矢鱈にパッシングを行う行為は、要らぬトラブルに発展してしまう可能性もあるので、その点は、十分注意しておいて下さい。

 

以上が、「ハイビームはいつ使う?」という問いに対しての答えです。