「暖気運転は絶対にしておけよー」という人がいる反面、「暖気運転なんて必要ないと」という人がいます。果たして、車を運転するときは、暖機運転は必要なのでしょうか?その必要性について、考えていきます。

暖機運転をする意味

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そもそも、「暖機運転」という言葉は知っているが、その意味は知らない。という人が多いと思うので、「暖機運転はしたほうが良い!」と言われる意味を知っておきましょう。

まず、車の動力となるエンジン内部には、「エンジンオイル」が循環しています。このエンジンオイルがエンジン内を隈なく巡回することにより、円滑に動かすことができたり、部品の擦れによる損傷を防ぐ役割を担っています。

 

ですので、エンジンオイルが古くなった車は壊れる可能性が高くなり、皆、口酸っぱく「エンジンオイルは交換しておけよー」という訳です。

関連ページ→エンジンオイル交換時期の目安

 

暖気運転をしなければいけない理由は、この「エンジンオイル」にあります。エンジン内部をオイルが巡回する大前提として、エンジンが始動してなければいけません。

エンジンOFF時は、オイルは「オイルパン」というところに溜められており、エンジン全体にオイルが行き渡っていないのです。

 

そのため、エンジン始動直後は、オイルパンに溜まっていたオイルが、エンジン内部を正常に循環していない状態であり、(エンジンの)動きが悪くなったり、傷がついてしまう可能性が高くなってしまいます。

これが、「暖気運転は必要だよー」と言われる、最大の理由です。

 

要するに、エンジン始動後は正常に循環していないオイルを、エンジン全体に循環させてから発進する。これが、暖気運転を行う意味です。

時間にすると1〜3分程度でオイルが循環しますので、エンジン始動後は、すぐ発進するのではなく、少しの時間をおいてから発進する。ということです

暖気運転は必要?

こう聞くと、「暖気運転は必ず必要!」と感じると思いますが、実際は、それほど重要視されることではありません。というのも、最近の車はコンピューター制御が高性能になっており、暖気運転の必要性が薄れてきているのです。

また、エンジンオイルそのものの性能も飛躍的に高くなっているので、昔に比べると「暖気運転」は死語となりつつあるのです。

 

一応、暖気してから発進するのもありですが、正直なところ「時間の無駄」になってしまいますし、時間をかけたとしても「あまり効果はない」というのが現状です。

もちろん、私も暖気運転はしてません。

運転しながら暖気をしよう

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暖機運転は、停車しながら行うものという先入観がありますが、走行しながら行う方法もあります。暖機運転の必要性は薄れてきているとは言いましたが、エンジン始動直後、あまりに無茶な運転をすることはマイナスにしかなりませんので、注意して下さい。

方法としては、エンジン始動直後(1〜3分程度)は、アクセルをあまり踏み込まず、回転数を意識した運転を行うことが重要となります。

 

エンジンオイルが完全に循環していないエンジンに、いきなり高回転の負荷を与えることは、エンジン内部に傷がついてしまう原因になりますし、燃費が悪くなるというマイナスの付加価値をつけてしまうことにもなります。

エンジン始動直後は無理な運転をするのではなく、「走行しながら暖気する」という意識を持ち、運転することをオススメします。